ICOとは何?詐欺も多いので注意が必要 【塾長が解説】

      
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こんにちは、徹底指導の仮想通貨塾、塾長のRyuです。

このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

ワシ

・仮想通貨ICOって聞くけど、何のこと?

・ICO詐欺って言葉もあるけど、危ないのかなあ・・・

・2017年はICOで利益を出した人が多いみたいだけど、これからICOはどうなるんだろう?

 

この記事を読むとわかること(3分で読めます)

・仮想通貨ICOが何なのか理解できます

・ICO詐欺にひっかからないための注意点がわかります

・STO(セキュリティトークンオファリング)も含め、2018年以降のICOの流れがわかります

ICOとは、仮想通貨を使った資金調達方法

まず、ICOはイニシャルコインオファリング(新規仮想通貨公開)の略になります。

美女さん
どういう風に行われるの~?
ワシ
資金調達を行いたい企業やプロジェクトが独自の仮想通貨を発行して、その仮想通貨を投資家がお金を払って購入するんだよ。

トークンセールと呼ばれることもありますが、トークンセール=仮想通貨のICOという意味になります。

IPO(新規公開株)との違いを解説

似たような言葉にIPOがあります。IPOの場合は、企業が新規公開株を発行して、それを投資家が買うことになります。

要するに、株の世界ではIPO、仮想通貨の世界ではICOということですね。

美女さん
他にはどんな違いがあるの?
ワシ
IPOの場合には証券市場に上場して株を発行する必要があるよ。証券会社の協力も必要になるから、費用もかかって簡単には進まないよね。また、投資家に説明するための事業計画書なども作る必要があるよね。
美女さん
じゃあ、ICOの方が簡単でいいじゃん~
ワシ
ICOはこういった作業も無いから資金調達を行うまでのコストを下げられるし、企業やプロジェクトからしたらメリットがあるよね。でも、問題は投資家の保護なんだよ。ICOに関する法律も整備されていないから、悪く言えば投資家にとって不利なんだよね。

現在はまだICOに関する法律がしっかり整備されていません。そのため、詐欺まがいのICOなども多く、私たち投資家は自分の身は自分で守るしかありません。

一方でICOに参加する投資家のメリットは?

投資家がICOに参加するメリットは、何と言ってもリターンが大きいからでしょう。

ICOで購入した仮想通貨は、ICO終了後に取引所に上場します。そこで大きく値を上げればICOに参加した意味があるってもんです。2017年は、ICOで購入した通貨はどんどん値上がりしていきましたが、2018年はICO割れが頻発しています。取引所に上場後に値を上げるかどうかは、その通貨を必要として買いたい人がいれば値段は上がり、逆に売りたい人が多ければ値段は下がります。

美女さん
ICO割れってなに?
ワシ
ICOで買った価格よりも、取引所に上場後の値段の方が安くなるってことだよ。せっかくICOで買ったのに、それよりも安くなったら悲しいよねw

後述しますが、ICOで資金調達した資金を持ったままバックレてしまうプロジェクトもあります。その場合は、購入した仮想通貨も上場することが無いので、電子ゴミとなってしまいますw

 

どのような仕組みでICOは実施されるか

美女さん
ICOに参加したいけど、どんな流れで始まるの?
ワシ
基本的には、告知➡PR活動➡トークン販売開始の流れでICOが行われるよ。トークン販売の時に、投資家は購入することができるよ。

ICO実施の告知

まずはプロジェクト側からICOを実施するという告知があります。プロジェクトチームは「ホワイトペーパー:WP」と呼ばれる文書を作成します。ホワイトペーパーには、このプロジェクトの魅力や、将来構想などが書かれています。投資家の私たちは、それを読んで、投資するかどうか決めるんです。

PR活動

プロジェクト側は、「ICOやりますよ~みなさん買ってくださいー」というPR活動を行います。同時にプロジェクトの魅力や、将来のビジョンも語ります。そうしなければ、投資家に認知されず、せっかくICOを実施するのに資金が集まらなかったら困るからです。

ワシ
ここで注意しないといけないのが、誇大PRもあるってこと。プロジェクト側は何としてでも資金を調達したいから、誇大なPRも結構当たり前に行うんだよ。それに今はまだ、ICOに関する法律も未整備だから、ちゃんと投資に値するプロジェクトか見極めないといけないね。
美女さん
ICOに関する法整備も進めば、仮想通貨のイメージももっと良くなるだろうねー

トークン販売

さて、トークン販売の段階です。わたしたちは、このタイミングで買うことができます。プロジェクトが運営するサイトなどで、そのプロジェクトが発行するコインを買うことになります。これまで私もICOに参加してきましたが、日本円で買うのではなくビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)で購入することがほとんどです。

予め、どの通貨で購入するのかプロジェクト側から告知されていますので、そのコインを準備しておくと良いでしょう。

ICOのリスクと詐欺

2018年現在、ICOはハイリスクハイリターンです。1年を通して世界中で数百のICOが実施されていますが、その後取引所へ上場できていない通貨も多いです。ただし、上場していないからと言って全て詐欺というわけではありません。プロジェクトチームが取引所と交渉を重ねて、ようやく上場できるので時間を要します。

詐欺かどうか見極めるために

まずは自分でホワイトぺーペーパーを読むことを心がけましょう。英語で書かれていることも多いですが、「どのようなプロジェクトなのか」「何を実現しようとしているか」「ロードマップに矛盾は無いか」という観点で私は確認しています。

美女さん
結構詐欺も多いんでしょ~怖いなあ
ワシ
経験からして、「絶対もうかる」とか「100倍確定!」とか、「バイナンス上場確定!」というPRをやってたら危ないねw 特に、上場する取引所は公表してはいけない決まりになってるからね。

今後の流れ、STO(セキュリティトークンオファリング)も含めて解説

美女さん
2018年はICO割れが続いたみたいだけど、今後はどうなるんだろう~
ワシ
一つ伝えておきたいのは、STO(セキュリティトークンオファリング)に関してだから説明するね。

今後はICOが徐々にSTOに置き換わっていくと考えています。セキュリティ(証券)トークンとは、要するに現実世界の資産に裏付けされたトークンのことです。

美女さん
現実世界の資産に裏付けされたってどういう意味?
ワシ
現実世界の資産とは、株や債券のこと。株や債券に裏付けされたトークンを発行する場合は、決められた規制にのっとって発行されることになるから、投資家にとっては安心だよね。

STOの場合は、ICOに比べて安全性が増すと言えます。

今と比べてもICO詐欺などは撲滅されるでしょう。

美女さん
逆にデメリットは無いのー?
ワシ
STOは手軽に行えるものじゃ無くなることだね。ICOの場合だと、今みたいにクラウドファンディング的に自由に行ってるよね。でもSTOだと規制の中で行われるから、詐欺は無くなるけど参加できる投資家も限られてくるよね。

今後はICOの法整備も進むにつれて、STOもメジャーなものになってくると推測します。

2018年上半期はAtonomiやShivomなどの有望通貨もICO割れしてしまって残念ですが、これからの仮想通貨市場の盛り上がりに期待しましょう。

 

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